2011年02月10日

リハビリの続き、その先

 大腿骨頸部を骨折した女性が、骨折箇所をボルトで固定する手術を受け、病院でリハビリをした後、退院して直ぐからフェルデンクライス・メソッドのレッスン(F.I.)を受けに来られていました。

(大腿骨頸部の骨折で常に彼女の様になるとは限らない様です。)

 病院では、『今後の為に椅子の生活の用意をした方が良い(正座なんて論外)(膝は、120度迄しか曲がらなかった。)』とか、自転車に乗っても良いかと聞くと『自転車に乗れるなら乗っても良いが、、、(無理だろう?と云うニュアンスでした。)』と否定的な返事をもらったそうです。


 初めてお会いした時は、手術した方の脚を固めて、まるで棒か 杖 のようにして歩いてはりました。背中も丸まって、胸も詰まっていました。道にもよく迷うので、一人で遠出する事はあまりなく、いつも友達を誘って外出していたそうです。

 初めは、股関節が固まったようになっていて自由に動かせない様子でしたが、レッスンが進むにつれ、股関節も少しずつ柔らかくなり動く範囲も広がって行きました。状態は良くなったり悪くなったり、行きつ戻りつ、しましたが、本人にやってる事の意味が実感出来るようになって来ると、興味もより深まり、本人が自分で試す事を伴って改善が進みました。(改善すると云うことは、いつもなにがしかの学びがあったと云えます。)


 杖のように使っていた脚が、少しずつ自由に動くようになり、本人と娘さんに拠ると、歩く姿も 骨折する前よりも良くなった と云う事です。昔は、俯いて、しかも傾いて歩いていたのが、すっと立って、楽に、エレガントとも言える位に、かっこよく歩くようになりました。階段の上り下りが大変だったそうですが、それも次第に楽になり、何でも無くなったようです。

 実は、自転車に乗る為に特別な事はしていなかったのですが、レッスンを始めて程なくして自転車に乗れるようになっていました。次第にしゃがめるようになり、半年位経ったときには、正座も出来ていました。道に迷う事も減り、友達を誘わなくても外出出来るようになり、今では一人で出かけるのが気楽で良いと思える程だそうです。
 単に骨折から回復したというだけでなく、からだや心の動きまでも、生活全般にわたって進歩、改善が見られたのです。


 彼女の言葉で特に印象に残っているのは、『何年か前から、常識を疑うようになっている。』と云う言葉です。『常識』に従っていたら、今も、脚を杖のように使って、引きずるようにして歩き続けていたかも知れません、自転車も無理、正座もする事はなかったように思えます。



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